サイコパスゲーム
今回の件で、ここでの暴動は許されないことが示された。


あたしたちはもう、このサイコパスゲームに従わなければいけない。


その運命しか存在しないからだ。


1日の制限時間___30分はもうすぐ、終わろうとしていた。


はかっていたタイマーがその終わりを告げて、ほっと胸を撫で下ろす。


ーーーこれで今日はとりあえず、帰ることが出来る。


このことに、心から安堵感を覚えた。


『ああ、もう時間のようだ。今回は馬鹿なヤツらのせいでゲーム実行が出来ませんでしたが、今度からは必ず実行します。

それでは。



スピーカーが一方的に終わりを告げて、音声が止んだ。


そのあとすぐにあたしの視界もシャットダウンする。


意識が遠のく中..._____。

不揃いに切られた髪の毛が、視界の端に移りこんだ気がした。


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