命短き、花初恋。
「んー。里倉先生について、あんまりいい話








聞かないよねー。イケメンだけど。」








私は、会社の女の人を中心に、








舞音くんについて聞いてみた。








でも。








みんな口を揃えていう。








『いいイメージはないかな。』








と…








どうしてなのだろう。








舞音くんは、変わってしまったの…?








「はぁ…」








私が、デスクに戻った時…








「水元…」








「…島津さん。」








なんだか気まずかった。








あんな言い争いをした後だ。








気まずくなきゃ、おかしい。








「どうか、しましたか…?」








「…さっきは、ごめん。」








「いえ…私もムキになり過ぎました。」








「…ちょっと、話いいか?」








「はい。」








そう言って、私たちは








ビルの屋上へ向かった。
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