私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~

洗面所にあるドラム式洗濯機の中にパーカーを入れて、少しの柔軟剤を入れる。倍速スイッチを押すと音をたててまわり始める。


洗濯を開始した洗濯機を放置して、一旦部屋へ戻る。制服に着替えてカバンも持ってリビングに行く。


「おはよう、お母さん。」


「おはよう、今日は早いのねー。」


「うん、ちょっと洗濯物あって。」


「そうなの?学校間に合うの?」


「うん、大丈夫!」


まだ朝ご飯は用意出来ていないらしく、私は自分でトーストを焼く。


焼き上がるとマーガリンと苺ジャムを塗って口へ頬張る。芳ばしく甘い味が口いっぱいに広がる。


「ん〜美味しい〜。」


早々に食べ終わると、ポットに入ってる紅茶をコップに注いで飲む。最近お気に入りのアールグレイ。

< 62 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop