私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~
夢の結末

日付が変わって登校日二日目。
いつも通りの時間に学校に着いた。
チャイムが鳴ると先生が入ってくる。


「ほら席付けー。今日から転入生が一人加わる事になった。本当は昨日、皆と入学するはずだったが、事情があって今日になったんだ。」


教室中にざわめきが広がる。


「名前は弥生春優って言うんだが…本人はまだ来てないのか。ったく、しょーがないな…。ま、来たら仲良くしてやってなー。」


え…転入生って春優君なの?
まさか転入生で同じクラスになるなんて思ってなかった。


ホームルームが終わった後に登校してきた春優君は、私の席の一番後ろに座ると窓の外を見ていた。教室にいるクラスメイトの誰かの言葉が聞こえる。


「あの人が転入生じゃない?」


「弥生君だっけ?なんか怖そう。」


その声に気付いた春優君はクラスメイト全員を睨む様に見る。一瞬だけ春優君と目が合った気がして、私の心臓は一瞬ドキッと胸が高鳴った。春優君は再び窓の外に視線を戻した。

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