‐部恋。 Round 02‐



『そんな頑張った愛奈に
 ご褒美を。』


勇介は微笑んで一言。



「え、なになにっ?」


思ってもみない言葉に
笑みが止まらない私に

微笑みかける勇介…。


でも、なんだか
意味深な笑み――…?(笑)


私はなにかを察して
勇介から一歩離れた。


だけど一方で勇介は
手を握る強さが増して
手を離そうとしない。



顔にはずっと
意味深な笑みが
浮かんでいるんだ。



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