‐部恋。 Round 02‐


『勇介っ!』


健ちゃんは
勇介に向かって叫んだ。



『早く追いついてこいよ!?
 寂しいじゃん!』

そんな健ちゃんの言葉に
私と勇介はプッと
吹き出した。



『分かった!
 すぐ行くから!』

勇介がそう言うと
健ちゃんはもう一度
大きく手を振って
帰っていった。



『……なーにが
 寂しいだよ(笑)』

勇介は健ちゃんの後ろ姿を
見ながらそう言った。


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