‐部恋。 Round 02‐
すると勇介は
ふふっと静かに笑った。
『……ねぇ、愛奈?』
「ん?」
『…会いたいね。』
「えっ、
……今から??」
胸がキュンと鳴った。
『ん~…、
確かに今からにでも
会いたいよ?
でも、もう暗いし…
思ったこと
言ってみただけ。』
「あたしは――…、
……会いたい。」
『――…
お前、なんかあった??』
「…えっっ?」
『めちゃ墓穴ほってんな。』
そう言って
笑いを堪えてる勇介。
一気に恥ずかしくなったけど
「たまにはいいじゃん。」
と、照れ隠しに答えたんだ。