‐部恋。 Round 02‐
『えっと…――、
穂波と同い年だったから…、
中2だっけ?』
頭を抱えていると
隣の勇介はハルに尋ねる。
『あ、はいっ!
中2っす。』
ハルは未だに挙動不審のまま
勇介に返答をしていた。
状況が未だに
把握できてないのかな?
『また機会があったら
キャッチボールでも
一緒にやろーな。』
『あ、はい!是非!』
ハルは大きな笑顔を
勇介に向けて、
すごい嬉しそう。
そんな光景を見守りながら
私も微笑んでしまうんだ。