大阪感情線
「んん…ん…ゆなちゃ…ん?やっと起きてくれたんだぁ〜。…でもオレ…チョーねみゅいぃ…」

見慣れない大きな塊は一瞬だけ頭をあげ、私を確認すると、また元の塊と化していった。スヤスヤと穏やかな寝息だけが壁一面真っ白な優奈の部屋に響いていた。


まだ寝呆けているのだろうか?このワンルームに自分以外の人がいるのは、かれこれ半年ぶりだった。ましてやベッドの傍らに丸くなって無防備に眠っているなんて、初めてだった。
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