ワンコ時々オオカミ

「珍しくお前が来ると聞いたからな、何かあったか？相談ならのるぞ？」

「自分で解決しないとダメなので」

「そうか、こないだから変だぞ、仕事中上の空だし暇さえあればスマホ見てるし、みんな遠巻きで見てるのも気付いてないだろう？」

「エッ？気付かなかった、スミマセン気を付けます」とウイスキーをあおる。

「本当に大丈夫か？下手すると女の子にお持ち帰りされるぞ」

「大丈夫ですよ」と立ったが少しよろめく。

(少しヤバイかな)

「あーっここにいたんですか？もう俺にはおえないっすよー」と後輩の島崎 魁斗(シマザキ カイト)が捜しに来た。

「あーワリー」とイスにヨロけて座る。

「大諏訪先輩大丈夫っすか？こないだから変っすよ、どうしたんっすか？」慌ててそばによる。

「俺でもしない初歩的なミスするし報告書書くのに30分以上かかるしこないだなんか課長が呼んでいるのに気づかなし、そん時は俺がフォローしましたが、悩みなら俺が聞きます」と梓を支える。