【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







いつも通り学校に着くと


教室の前で、見たことはあるけど喋った事のない子が立っていた。



「あの...すみません教室入りたいんですけど...」


「あっ、あのアナタ加島さんだよね?」


「あっはい?」



名前を呼ばれてびっくりした


だって関わった事ない子だから。




「私、隣のクラスの石塚(いしづか)って言うんだけど...加島さんにちょっと用があるんだけど...」


「えぇ!私に?」


「うん、ここじゃあちょっと言いにくいから...トイレ行かない?」


「あっ、うん」



言われるがまま、トイレについて行くけど



もしかしてまた、3年生のあの人達の時みたいになにか言われるんじゃないかって...



内心ドキドキしてる。



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