一匹少女が落ちるまで
ガシャーーーン!
…?!
突然何かが勢いよく床に落ちた音がして、クラス全員が音のした方を見る。
「あ…ごっめーん!雨宮さんっ!」
謝っているけど、顔はあからさまにニヤニヤしている城ヶ崎。
いつものことだけど。
今日はいつもと少し違っていた。
紫月の机の周りには無残に弁当のおかずが散らばっていて。
弁当箱は教卓の方まで飛んでいっていた。
「城ヶ崎、あれはやりすぎだな」
どっからか男子のそんな声が聞こえたが、誰も城ヶ崎を注意する雰囲気ではない。