神崎 優衣の物語
1年生~4年生
1年生
『ママー!パパー!見て見てー!ランドセル♪』
上機嫌の私にママは言ってくれた
「今日から小学生ね…♪頑張って」

パパは写真を撮ってた
「優衣笑って!はいチーズ」
パシャッ! Σp[【◎】]ω・´)

楽しかった毎日
思い出すと戻りたくなる

✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄

2年生

ママが病気_______。

1年生までは隠していたらしい。
2年生になってようやく教えてくれた

「優衣、ママはね病気なの、」

『治るよね?ねぇ、ママ!お医者さん行こ?そしたら病気治るよ!』

「…………。治らないの、今の医療では……。」

『医療……?』

「さぁ!この話はおしまい。ご飯食べよ!」

翌日
私は幼稚園の頃から医者になると言っている鈴木 沙希に聞いてみた


『ねぇ、沙希……ママが病気なの医療って何??』

『え……。優衣ママが…?』

『うん……どうしよう…ママがぁぁ…ママがぁぁぁ!うわぁぁぁん』

『大丈夫大丈夫……。私が治す。私が治すから…!優衣、私優衣のママのこと治すよ時間はもうちょっとかかるけど…。』

『ほんとに?』

『ほんとに。』

その後、私は号泣してずっと沙希にありがとうとか、お願いとか言っていた。

沙希はただ『大丈夫大丈夫……。』と言ってくれていた。


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