好きな人は幼馴染み ー短編集ー

「アコ〜じゃ、また後でねぇ〜」


「うん、またね!なっちゃん
エイちゃん!!」


学校について
2人と別れて教室に入ると


「おはよ!アコちゃん」

マコトくんが挨拶に来てくれた。


エイちゃんはマコトくんと
あまり仲良くしないで
欲しいみたいだけど


高嶺の花のなっちゃんの事を聞いてくる
男の子とは、私は必要最低限の会話しか
しないようにしていて…


マコトくんはなっちゃんの事を聞いて来ない本当に貴重な友達だからと
エイちゃんに頼み込んでなんとか了承を得て、今もこうして仲良しなんだ。


「おはよー!マコトくん!
今日は頑張ろうねー!」


「ああ、優勝目指して頑張ろうぜ!」


「うん、気持ちはあるけど
なっちゃん達のクラスはヤバイよ」


「えっ?どうして?」


「なっちゃんとエイちゃん
ビックリするほど足速いからね。
去年は特進クラスは模試で体育祭出られなかったから、知らない人ばかりだけど
あの2人は顔だけじゃないからね!」


と、私が真剣な顔して
力説すると


「そっかぁ、でも俺は
なんでも完璧な竹下さんより
なんでも卒なくこなす
超かわいいアコちゃんのが魅力的
だけどね〜笑」


と、爽やかに笑って言うので


「それはそれは…
ありがとうございます〜」


と、ふざけて返した。
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