百年恋

「きゃぁ!何?地震???」

水山くんが勢いよく立ち上がった

「水野、よく聞け。お前を狙っているやつらが
来たみたいだ。」

私は…狙われてる?

「どういうこと?説明して…」

声が震えてうまく話せない。怖い。怖い。

「大丈夫だ…次は守るから。」


「次はって…え?」

そこにいたはずの水山くんはいなくなっていて
着ていたはずの制服だけが散らかっていた。


「…怖いよ。」

その場にうずくまった。
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