星降る空で抱きしめて【上】~女子校英語教師と生徒の恋の場合
追憶 〈Side Subaru〉

苦悩、そして苦悩


「南条。」



嫌な胸のざわめき。



そして。



「いつも『彼女』がお世話になってまーす。」

「清瀬くんっ!」



彼の胸に寄り添う君。



眼に映る全てのものが凍てつくような感覚─



(南条…!)



     *  *  *
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