俺様上司と私の秘密の恋。
「久しぶりだな、春馬」
「あぁ」
部長は気を取り直して、私たちの向かえ側に座った。
いけない、仕事だもん。
1回引き受けた以上、断るのは無理だから仕事と割り切ろう。
「春馬、今回取り引きを引き受けてくれてあひがとうな」
「別に。お前の顔をたてたまでだ」
やっぱりこの2人は仲良しだなぁ。
「それで、この取り引きを担当してもらうのは
雛沢になったから、よろしくな」
「あぁ、わかった」
どうして私なの?
ずっとそればかりが気になって考えていた。
私と部長が別れたのは、神崎部長だって知ってるはずなのに……。