俺様上司と私の秘密の恋。





「令奈、おいで」





社長室に入るといきなり春馬さんは、手を広げて私を待つ。





社長室とはいえ、ここは会社だし他の人が来るかもしれない。





素直に春馬さんのところへなんていけない。





「桜木社長、ここは会社ですよ?」





「それがどうした?」





……ダメだ、こりゃ。





「仕事中なんです、仕事しましょう。
特に用事ないなら仕事に戻ります。
まだ来たばかりでわからないことたくさんなのでみなさんに聞きたいこともあるんで」





「……それもそうか。
令奈、今日行ってもいいか?」





「わかりました、家で待っています。
では、失礼します」





そう言って私は社長室を後にした。





今日、春馬さん来るんだ!





美味しいご飯作って待ってよ。





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