俺様上司と私の秘密の恋。





それからは春馬さんとたくさんお喋りをして、寝ることにした私たち。





「令奈、俺と付き合って後悔してないか?」





なんてわかりきってることを聞いてきた春馬さんに、私は微笑みながら





「当たり前です。
後悔なんてしてたらきっと今頃は
新しい男作ってましたよ」





後悔なんてしてたら、別れた後……いや、島くんに告白されたときにそっちに行ってたはずだよ。





「それもそうか。

絶対幸せにするからな」





そう言って春馬さんは私を強く抱きしめた。





「春馬さん、苦しいです……」





苦しくなるくらい強く抱きしめるもんだから、ついつい我慢できなく言ってしまった。





春馬さんは「あ、ごめん」と言って私から離れていく。





それがなんだか寂しくて春馬さんの袖を引っ張る私。





春馬さんは不思議そうに「ん?どうした?」なんて言ってニヤッと笑う。




もしかして、これ……





「もう!嫌いです、春馬さんなんか!」





からかわれてると思いそう言うと、春馬さんは企んだ微笑みで





「ふーん?嫌いなんだ?俺のこと」





なんて言いながら、そして「令奈可愛すぎ、俺やっぱり我慢できない」と言ってキスを落としてきた。





そのあとのことは言わなくてもわかるよね?





私たちは一つになった。





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