オオカミスイッチ 【完結】
それから唇で私の耳をなぞりながら
甘い吐息をフッと吹きかける。

思わず体がビクンッと反応してしまう。

「リオ、ここ、弱いね」

蒼井先輩の唇が、私の唇に重なる。

息を求めて開いた私の唇に
容赦なく舌が入ってくる

『・・っ!!』

キスの音とは思えない
唇の音が部屋に響く

『バ、バイトが・・』

「キスしてんのに
 しゃべんなよ・・・」
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