熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~


私は、ファイサルのことで
延期になっていた千紗とのランチに
行くことにした。

彼女と、丸の内のレストランで食事をしよう。

千紗とは、大学を卒業してからも
こうして頻繁に会っている。

千紗は、丸の内にある外資系の
航空会社で働いている。

「今からでもいい?」
そう言って、急に、会社の近くのレストランに
呼び出したのに。

彼女は、前もって約束してたみたいに、
春らしい服装で現れた。

淡い色彩の水色のアンサンブルと、
それに合わせたスカート。

肩まで伸びた髪まで、
きれいにまとめている。

久しぶりだね、
と声をかけると嬉しそうに笑ってくれた。

毎回、チャコールグレーか、
紺色の戦闘服に身を包んで、

髪が邪魔にならないように、
ひっつめている私には、
千紗の笑顔がまぶしくて仕方がない。


< 101 / 295 >

この作品をシェア

pagetop