スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「種類が豊富なんですね」

思わず呟くと、所長はまたもや豪快に笑った。

「そうなんだよ。そこがうちのウリでね」

センスもいいし、今まで知らなかったのが情けない。所長の説明によると、中小企業の自分たちは、どうしても大手の家具メーカーには負けてしまうとか。

だから、質のこだわりは強く、地道に商品を作っていると教えてくれた。

副社長と店舗の完成をイメージしながら、家具類を見ていく。

すると、雰囲気に合いそうなシルバーのテーブルセットを見つけた。

「これなんか良さそうだな」

副社長は念入りに確認をし、意見を求めるように私を見つめる。

「はい。ピッタリです。これなら、他のインテリアとのバランスもいいですし」

「よし、じゃあ、これに決めよう」

満足げな副社長に、私も自然と笑みがこぼれる。本当に、ダイニングバーのオープンに、気合いを入れているんだな……。

発注の手続きを済ませ、所長に挨拶をしようとしたところで、副社長のスマホが鳴った。

「ごめん、ちょっと仕事の電話だ」
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