スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
土日も仕事なのはしょっちゅうで、結局週末は仕事で潰れてしまった。

「ねえ、実和子。副社長と付き合いだてで、週末も仕事とか大丈夫なわけ?」

と、月曜日の朝に優奈に指摘され、冷や汗が流れる思いがした。

「実は……。電話もメールもしてなくて」

「ホントに⁉︎ 副社長からも連絡がないの?」

目を丸くする優奈に、小さく頷いた。

「忙しくて、気がついたら一週間経ってた感じ。きっと、亮平さんも同じなんだと思う」

合鍵も、バッグの奥に眠ったまま、使う機会もない。家に戻ると簡単にご飯を済ませ、そのあとは気になる案件のチェックをしたりと、仕事を持ち帰ったりしていたし。

「まあ、相手は大企業グループの御曹司だもんね。忙しいのは理解できるけど……。でも、そんな調子を続けてちゃマズイでしょ? 週末は休みを取ったら?」

「うん……。そうしようかな。土日の振替をしないといけないもんね」

金曜日に休みを取って、亮平さんのマンションへ行ってみようかな。いつ来てもいいと言っていたし……。

一週間会わなかっただけなのに、長い間顔を見ていない気がする。会いたいな……。
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