全て教えてくれたのは君でした

「私はなにもない。それに、見ず知らずの人に話すことなんてないから。それじゃまた。 一応ありがとう。」


最後に、グレーの髪の男にお礼を言った



なんで、お礼なんか言ったんだろう。

話しかけてきたあっちが悪いのに。



それに、私にききたいことってなに??



私の情報はなにもないはず……



少し体が震えた



「大丈夫。」


私は自分にそう言いきかせて、教室に帰った
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