全て教えてくれたのは君でした
学校の正門が見えてくると同時に


『おはよー』

挨拶を交わす声が飛び交う


『ドン』

誰かが後ろからぶつかった


『あ、ごめん……ってお前かよ。』


私の顔を見た瞬間に言葉を変える


『邪魔なんだけど、私の前に入らないでくれない?』


あなたが勝手にぶつかったくせに、そう思いながらも


「すみません。」

ただ、謝るんだけ


『次はないから。』

そう言ってぶつかってきた人は私を追い越して歩いていってしまった。
< 4 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop