幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!

「まあ、俺今日は夜勤ね。この手術した子、容体が悪化するかもしれないから念のためな。一晩泊まるから今から出るよ」
「えっ じゃあ今この子は?」
テレビで見てるってことは、今病院の動物は放置?
「いや、うち獣医三人いるから。今、俺の代わりに入ってもらってるよ」
「大きな動物病院で働いてるんだね」

要領がいい飛駒なら、大きな病院で働くぐらいわけないか。
でも今日は一緒に住まないで済むってことは、今のうちに鍵を返して貰って追い出せばいいんだよね。
色々と考えていると、頭上で小さく『ぷっ』と笑われた。

「……何?」
「いや、美結知らなかったっけって思って」
「何を知らないの?」
「ああ、違うか。俺に興味持ってなかったからね。――今日からもっと知ってもらうけど」
「だから、何?」
もったいぶった言い方に詰めよると、ちょっと傷ついた顔で私を見る。

「知って。俺、ここから20分ぐらいのところに4月から動物病院を開業したんだ」
「嘘っ」

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