湖都子のポエム6

出逢い……そして……


俺は不器用ながらも
どこかに本当の恋が落ちてないか探してた

目標を見つけると人は幸せになれる
目標を持ち続けることが大切
だけど目標を見失いかけた時
彼女に出会った

本当のオレを見つけてくれた
うれしかったんだ
おかけで元気が出たよ
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21才……大輔

パティシエになって、3年……
イケメンパティシエとか言われて、雑誌に載った。店も人気が出たけど、頑張って作ったケーキよりも、イケメンってことばかりがとりあげられ、ケーキのことなんて……自信をなくしていた。

もう辞めようかと思って、店長に話しに行こうとしていたんだ。ちょうど、バイトの面接をしていた。なんとなく聞いていたら、志望動機が「ケーキが美味しかったから。」「そうなんだ。どれが美味しかったの?」どうせ……ケーキのことなんて、いえないんだろ……ひねくれていた「モンブランが一番美味しかったです。コンビニで買うのと違って、すごく美味しかったです。」ちゃんとケーキ味わってくれてたんだ。

あれから、一緒に働き始めた。いつも一生懸命頑張ってるのを、見ていた。

22才……
隣の女子の休憩室での話が聞こえてきた。
美緒ちゃんが色々言われていた。女って、こえー……って思っていたら、バイトリーダーがきた。これでおさまるのかと思っていたのに、美緒ちゃんが辞めるように言われていた。

店長に聞いたら、美緒ちゃんが問題起こしたから、辞めてもらうことになった……って、なんでだよ……美緒ちゃんは何もしてないのに……
「美緒ちゃんは、何て言ったんだよ」
「わかりました。今までお世話になりました……って」
見る目のない奴らばっか……
「そうなんだ。じゃ、俺もやめるわ。」
「何言ってんの……あんたがやめたら……」
「パティシエは俺以外にもいんだろ……じゃ」

駅に向かって歩いてる美緒を見つけ、声をかけた。
「大輔さん、仕事中なんじや?」
「美緒ちゃんバイトやめんの?」
「もう聞いたんですね。」
「俺も辞めてきちゃったんだよね。」
「え、なんで?」
「休憩室での会話聞いていたんだ。あれで美緒ちゃんがやめさせらるなんて、納得いかないから。」
「聞いてたんですね……」
「なんで言い訳しなかったの?」
「私は悪いことなんてしてない。だけど、信じてもらえなかった。あそこで言い訳しても、変わらないと思ったから……なんで、泣いてる方をしんじちゃうんだろう……」
「本当……見る目ないよな。俺、誘われてる店あるから一緒に行かない?」
「ありがとうございます。でも……」
「もしかして、迷惑だった……かな?」
「そんなことはないです。うれしいです。」
「でも、今のとこみたいに人気の店じゃないけど……」
「大輔さんが作ったケーキ食べたら、人気でますよ。」
相変わらず、嬉しくなる言葉を言う子だな。彼女がいれば頑張れる。

そして、2人で友人のやってる店に移ったんだ。
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