湖都子のポエム6

新しい朝……

嘘か本当かわかんないけど
私が今大切にしたい人は……?

結局ジタバタして迷惑かけてる
このままじゃダメだって気づいた

新しい朝
新しい自分が始まる
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アキちゃんから聞いても、どこかで雅樹のことを信じていた。あのあと、アキラは家に泊まった。

朝、ピンポーン……朝から誰だろ?って思いながらドアを開ける。知らない女の子

「雅樹を無理矢理付き合わせるのはのは、やめて。」
「なんで……そんなこと……」
「雅樹があんたみたいな女……相手にするわけないわ」
「知り合いだけど、付き合ってるわけじゃ……」
「私は雅樹が好き。あんたなんかよりも……ずっと……あんたなんかには、渡さない」
「渡さないって……彼は物じゃないんだから……」
「雅樹は私のもの……よ」
むかつく。なんでこんなこと言われなきゃいけないの?どうして?

そこへ、アキちゃんがきた。
「美緒……どうした?」
「雅樹以外にも男がいるのね……最低な人ね。雅樹に近づかないでよ。この淫乱女……何も知らないで……雅樹が可哀想。」
「俺達、付き合ってるんだ。お前に、淫乱女なんて言われたくないね。いい加減にしないと、警察呼ぶぞ」
そのまま、帰って行った。

「やっぱりアキちゃんの言う通りだったんだね。」
「ね……本当だっただろ?俺にしときなよ。俺なら、こんなことないよ。」
「アキちゃん……私のことを好きなの?」
「一回しか言わないから、よく聞けよ。ずっと好きだったよ。美緒が他のヤツと付き合ったと聞いて、他の子と付き合ったこともあるけど、やっぱり俺には美緒しかいないってわかったよ。それでも、今の関係を壊したくないから、何も言えなかった。」
うそ……そんな素振り全然……

和くんもきた……
「ついに……言ったんだ。」
「和くんも……気づいてたの?」
「ま……アキラとは付き合い長いし……アキラなら、浮気とかしないよ。一途だし……」
「気づいてたんだ。」
「まーな……」

私にとって大切な人は?

「今すぐに答えを出さなくてもいい。まだそんな気になれないだろ?もう一度だけ……俺の気持ちを言っとく……俺には美緒だけだから……美緒だけ見てた……」
アキちゃん……アキちゃんなら、私だけを愛してくれる?これは本気の証拠?
「俺が忘れさせてやるよ」

そして、皆で遊ぶことはなくなった……
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