湖都子のポエム6

諦められない気持ち……だけど、何も変わらない……


彼女は強くて優しい女の子だ
見た目なんかじゃないんだ
そんなことじゃ決められない

誰にどう思われてもいい
彼女が好きなんだ
ずっと……ずっと……ずっと……

人の繋がりなんて目で見えない
儚い夢のよう……
人間関係……
なんかあっけない
自信がなくなってきた

誰にどう思われても
諦めるわけないだろ……

でも待ってるだけじゃ
何も変わらなかった
もういないのはわかってる
寂しい心……
今も彼女にドキドキする
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空を見上げる。夜空にまたたく星。この広い空の下、どこかにいる美緒を想う……

家に押しかけてきた……
「彼女のこと忘れてよ。別れた人なんだから、彼女じゃなくてもいいでしょ?見た目だって、私とのほうが似合うじゃない……」
美緒じゃなくてもなんて、そんなわけないだろ。ずっと美緒を見てきたんだよ。
「お前のほうが似合うなんて、誰が決めたんだよ。」
「それは、まわりの人が……」
「まわりのやつらって誰?そんな知らないやつらに俺の何がわかんだよ。」
「じゃ……私の気持ちは……どうなるの?」
「俺のこと、同僚以上に見られないから……」
「今はダメかもしれないけど、絶対に私のこと好きになってもらうから……」
「そんなこと言われても、好きになることは絶対にない」
「もう別れたんだから、私でいいじゃない……私ならずっとそばにいるから……彼女はもういないんだから、もう諦めなよ。」
「ふざけんな。誰でもいいわけじゃない。お前は気持ちを押しつけるだけで、俺の気持ちを考えもしない。そんなやつ好きになるわけないだろ。二度と俺の前にでてくるな」
「ひどい……そんなこと言わなくても……」
「ひどい?ひどいのはどっちだよ。俺のせいで美緒はいなくなった。俺のことは絶対に許さない。この間も、そう言ったはずだろ。いいかげんしろよ……」
部屋の前で言い争っていると、警察官がやってきた。色々話し、警察官から帰るように言われ、帰っていった。

せっかく恋人になれたのに、宛先エラーのメール……繋がらない電話……恋人になってもうまくいかなかった。嫌われて、こんな簡単に別れられる。あの時、気持ちが通じた気がしたのに、そう思ったのは俺だけ……?

一緒にいたかった。ただそれだけなにのに、難しい。俺は何のために恋人になったんだろう?前の関係にも戻れない
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