湖都子のポエム6

二番目でもいいよ……


私ならどんなことでもわかってあげられる
だけど彼が好きなのは私じゃないんだ

恋愛は自由よ
恋に落ちてしまえば全て些細なこと
彼のまっすぐな目が好き
だけど彼が見つめるのは私じゃないんだ

彼のことは忘れない
これからも……ずっと……
_________________________________________
好きな人は、私を好きじゃない。一緒にいても辛くなる

覚えてるよ。あなたの優しい笑顔を見た瞬間生まれた気持ち……

今日は、美緒と2人で喫茶店でケーキを食べてる。あまーい、あまーいケーキ……恋はこんなに甘くなかった。切なくて、いっぱい涙が出た。

そこへ現れたのは、彼だった。
「じゃ、私は帰るから、後は2人で話して……」
と、帰っいった。なんで……?
「何……泣いてんだよ……」
「あなたには、関係ない……」
「なんで急に会わなくなったんだよ」
「そ……それは……」
好きだからなんて言えない。
「俺はお前と一緒にいたい。だから、そばにいろよ」
「私も一緒にいたいよ。でも、美緒のことが好きなんでしょ?」
「好きだよ。でも、アキラのことを一直線に好きな美緒ちゃんが好きなんだ。2人が幸せに暮らしていけることを願ってる。だけど、その幸せの中には俺はいない。俺がずっと一緒にいたいのは、お前なんだよ。それじゃダメかな?」
「美緒の身代わりじゃやだよ。」
「身代わりじゃない。お前がいないと笑えない。俺と一緒にいてよ。普段あんなにそばにいて、2人で会ってて、お前のこと好きなのバレバレじゃねーか……」
「わかんないよ。そんなの……ちゃんと言ってくんなきゃ……」
「やるよ……」
渡された小さな箱からでてきたのは、指輪だった。はめるとピッタリ……
「なんで……サイズ知ってるの?」
「愛の力……って言いたいけど、美緒ちゃんに聞いた」
照れくさそうに言った。シャイで、照れ屋……だけど、そんなとこらがたまらなく……
「大好き……」
「あの2人みたいに幸せになろう……」

< 96 / 99 >

この作品をシェア

pagetop