私のご主人様Ⅱ

心配性


ひぃ~暁くんに怒られる~!!

少し駆け足で台所に駆け込むと、なぜか表情が固い暁くんと奏多さんが椅子に座っていた。

でも、私が入ってきた音で2人は弾かれたように私を見るなり立ち上がる。

「琴音!」

「琴音ちゃん!?」

「!?」

立ち上がるなり奏多さんには抱き締められ、暁くんまで駆け寄ってくる。

な、なに?痛い…。重い。

お盆を持ってるせいで押し返すことも出来ない。仕方なく足で軽く蹴って離れてくれるように何とか伝えると、やっと離してくれた。

「大丈夫?なにもされてない?」

「全然戻ってこないから心配してたんだぞ」

2人の表情は真剣で、ずっと心配してくれていたんだってすぐに分かる。

でも、あんなに優しくてただ話していただけなのになんでこんなに心配されてるんだろう。
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