旦那様と契約結婚!?~イケメン御曹司に拾われました~



「じゃあ早速、この契約書にサインを貰おうか。そしたら明日から勤務開始だ」

「はいっ!」



明日から早速なんて、話が早いのもありがたい。

すんなりと採用は決まるし、条件はいいし……こんなにいい仕事を紹介してくれるなんて、いつもは意地悪だけど、立花さんって本当はいい人なんだなぁ。ちょっと見直しちゃうかも。



差し出された書類に、いい仕事が決まったという嬉しさから文面もまともに読まずに、すらすらと氏名や住所を書き込む。



名前、住所……はともかく、本籍まで書くんだ。細かいなぁ。

そう思いながらも特に気にすることなく書き、全て記入し終えてから、私はふと気付いた。



その用紙の左上に書かれた、『婚姻届』の文字に。



……ん?

あれ。え??



その意味を考えているうちに、立花さんは私の手元からスッと書類を奪い、記入漏れがないかを確認する。



< 21 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop