涙色【完】
一緒じゃなくて千尋と由香里と悠と2人でちゃんと話したかったから…

私はまず由香里を呼び出した空き教室へと向かった

ガラガラ

私がドアを開けるとそこにはもう由香里がいた

由香里「夏美ー?どうしたのあんな改まったメールなんて…」

由香里はいつもと違う私に気づいたのか話すのをやめて真剣な顔をした

夏美「由香里…真剣に聞いてほしい」

由香里「うん…」

夏美「私ね病気なの…」

由香里「…え?」

私がそう言うと由香里はすごくびっくりした顔をしたあとすごく悲しそうな目をした

夏美「だからね私明日から治療で北海道行くことになったの…」

由香里「…なんで?…なんで言ってくれなかったの?」

由香里の声は微かに震えていた

夏美「ごめん…今さっきお母さんに私も言われたの…でも!私ちゃんと元気になって帰ってくるから!!!!!待ってて欲しい必ず帰ってくるから…」

私がそう言うと由香里は私を抱きしめてきた

由香里「絶対だよ!ッ…約束守んなかったら怒るからね!」

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