too much
「これからのふたり」side雪彦




「あれ~~…?」



次の日の朝、居間に出て来たあゆさんと平川さんを見て、相川が冷やかすような声を出した。
確かに、二人は赤い目をして、瞼が腫れていた。



「な、なに?」

「何かあった?二人とも、酷い顔なんだけど…」

「な、なによ!酷い顔って……海斗ーーー!」

あゆさんは相川さんに食ってかかり、平川さんは恥ずかしそうに俯いた。



「ねぇねぇ…マジで、何かあった?」

「何もないよ!私達、友情を確かめ合っただけだから。
さ、朝ごはん食べに行くよ!」



あゆさんは平川さんを引っ張って、外へ向かわれた。
一体、ふたりに何があったんだろう?


気になりながら、僕と相川は二人の後を着いて歩いた。
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