ｔｏｏ ｍｕｃｈ

『良かったら、今からこっちに来られませんか？
美穂も島本さんに会いたがってますし。』



（えっ？美穂って…平川さんが僕と…？）



まさか、そんなことはないと思うけど、嘘でもそんなことを言ってもらえると嬉しいもんだ。
思わず顔がにやけてしまう。



『じゃあ、今から行きます。
どこに行けば良いですか？』

僕は素早く返信した。



駅に向かい、電車に乗っている間もなんとなく自然と微笑んでしまう。
こんなことなら、もっと良い服を着て来ればよかった。
それに、散髪にも行って来ればよかった…なんて考える間にも、電車はあっけなく次の駅に着いた。



ショッピングセンターに入って、小野田さんに教えてもらったパンケーキの店はすぐにみつかった。



「島本さーん！」

小野田さんがすぐに僕をみつけて、手を振ってくれた。
そこには、平川さんだけじゃなく相川までいたので、ちょっとびっくりしたけど…
とりあえず、僕はそのテーブルに合流した。