美形鬼社長は、フランス人形に溺愛中!?
プロローグ。

私は、フランスで幼い頃に両親を事故で亡くした。
祖母であるマリアが引き取ってもらい
大切に育ててもらった。

祖母は、幼い私にいつも話をしてくれた。

若い頃に日本の資産家に嫁ぐことになった
親友に1体のフランス人形を作り
プレゼントしたことを。

祖母は、人形作りの職人だったから

それから離れ離れになった親友に
もう一度会いたい。

あのフランス人形は、まだ手元にあるのか
見たいと言っていた。

そんな祖母も病気で亡くなった。

私は、祖母の願いを叶えたくて数少ない手がかりを
頼りに日本に向かった。

初めて訪れる日本。
日本語は、いつそんな時がきてもいいように
必死に勉強して覚えた。

不安は、あるけど
絶対に祖母の願いを叶えたい。

しかし知らない日本の世界は、分からないことが多過ぎる。
取り合えず先に日本に留学している知人の自宅に
居候させてもらいながら仕事を見つけることに。

派遣登録してから数ヵ月後。
ある会社から採用したいと通知がきた。

これは、チャンスだ!!

私は、すぐに契約した。

おもちゃの会社で
『有栖川カンパニー』という世界でも
有名な大企業だ。

なんで、こんな大きな会社が私なんかに?

そう思ったが祖母のためにも頑張りたい。

胸に秘めながら
会社の入社したのだが、ある通告をされる。

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