恋愛白書

存在-Jyou-

「あの先生怖いからマジ感謝!」


一番前の席でマシンガンのごとく話をしている女。


「悠里相変わらずだな」


俺の隣で虎が笑う。

「お前マシンガンすぎね?」


俺は一番前まで歩いていき、悠里にそう告げる。


「丈!うるさい!」


悠里が俺を睨みつける。

…怖くねーっての。


ふと視線を感じ、前を見ると
俺を好きだって言ってたやしなっての子がいた。

悠里と話してたのこの子だったのか。

< 59 / 447 >

この作品をシェア

pagetop