チューリップ


「そんなこと…」




ブランクはリュウが苦しんでた道のりでしょ?

リュウはそれを乗り越えたじゃない…。


みっともないなんて、思う訳ない。



「負けてしまうことが

本当に、みっともないと思う?」









いや、ちげぇか…


マジでやることが出来れば、最高か。」


リュウはあの写真のような笑顔を見せた。


純粋で、無垢で、少し照れたような顔。



「うん!頑張ろうね!」

「あぁ。

ってかお前は出ねぇし。」


「気持ちは出てるから!!」
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