全部あなたがはじめて



優奈ちゃん達が同じ場所に来ていたのだ…


みやちゃんと私はそれに気づき急いで逃げた。

わたし達は見つかったら良くないと思っていたから。逃げなきゃいけない理由があった。


なぜなら
その時みやちゃんには彼女がいたのだ。
それに、少し前に優奈ちゃんは私に
「宮崎のことまた好きになっちゃったかも」
そう言って頬を赤らめていた。

それを聞いた私はみやちゃんにはそのことは言えてなかったし、尚更いま見られたらまずいと思った。

だから見つかったらまずいのだ、

走って違う建物に入り、
大丈夫かな?なんて話したりするのが軽いスリルに感じた

みやちゃんとならそんな状況さえも楽しく感じてしまった。

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