大悪魔さんのターゲット。
「ご指名ありがとうございます。紅音といいます。お隣―....!」

俺はその座っている人につい見とれてしまった。凄く美人で、服装は水色のフリフリとしたドレスなのに、お淑やかさが溢れてて‥‥

こんな女の人‥‥見たことない。

たった1回を除いて。

「紅音くんですか‥‥?」

「はい。さっきは失礼しました。お隣に座っても?」

「えぇ。」

彼女はにっこりと微笑みながら返事を返した。

「ご要望ございますか?」

「‥‥えぇと、じゃあ」

彼女は少し考えたあと、こう答えた。


「少し、お話しませんか?」

「えっと‥‥それでいいんですか?」

「コクっ」

彼女は小さく頷く。





きっとあの頃の初恋の女の子も

こんなに美人なんだろうな‥‥

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