幼なじみのメランコリー

恋に落ちた瞬間

それから時は過ぎ、2週間が経った時のことだった。


「ふうちゃんって彼氏いないの?」


「え?」


それはいきなりランチタイムにブッ込んできた、ひなちゃんの質問。


あれからひなちゃんとはすっごく仲良くなって、いつも一緒にいるようになっていた。


「いないよ〜いないいない。今までできたこともないし」


「え?ほんとに?全然そんなふうに見えないよ!……じゃあ、好きな人は?」


そう訊かれ、思わず頬が火照ってしまう。


「え、あ、う〜ん…」


「あ、その反応はいるな〜だれだれ?」


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