本当の君を好きになる
待って?
私、今何って思った?
直登の事が…………好き?
い、いやいやいやいや、それは無いでしょう?
だって、直登は幼馴染みでそんな感情なんて生まれないって。私は、ずっとそう思ってきた。
それは、今までもこれからも一緒で…………。
それなのに、この胸の高鳴りは何?
この熱く火照る体は何?
この苦しくてどうしようもできない感情は……何?
それは、直登に恋をしているから。
もしかして、ずっと気づかなかっただけで、私は直登の事が、前から…………?
い、いやいやいやいや、そんな事は無い!!
断じてあり得ない!!
だって、直登は学校では王子さまを演じて、それにコロッと落ちる女子生徒を見て、嘲笑うような最悪なヤツだよ?
そして、そんな王子さまの影には私をいじめ倒す、悪魔が潜んでいる。
そう、私には全く優しくなかったじゃない!!
そんなヤツの事を、好きになるなんてあり得ないんじゃないの!?