WHAT COLOR IS LOVE
好きだよって言って、真実味を帯びて、愛してるのかと、疑ってしまって、間違った答えを出して、そのまま信じて、そうかと納得して、普通にしてるよりずっと、ずっとずっと傷ついて、そんなもんだと笑うより前に、もう、嘘はつかないで。
あなたが。
そう、あなたが愛しくて。
何度も何度も呼ぶよ。
心の中で、あなたの名前。
いっぱいいっぱいで、あなたを愛している、ということ。
もう、これで限界。
そう、ちゃんと伝わってる?

迷路はもう、作るのをやめたんだ。
ぐるぐる回っても、結局、何の意味もないから。
想像上でしか生きられないのに、現実逃避できないと嘆く、僕。
現実の色に染められてしまったのに、ロマンチストを気取る、君。
そんなに嬉しそうに笑うな。
心だけお前にくれてやらぁ。
溶けそうなほど熱くなってしまった、この、僕の一部。
君が、癒やしてくれたら。

そばにいて。
君のテレパスが、僕の右のミソにちょくげき。
助けて。
たったひとりの僕を。
ねぇ。僕はもう、両腕とも失してしまって、ここからもう、戻れないんだよ。

バラ色の人生なんて、ほんとにある?
青空も、暗闇も、どっちでも関係ないほどに、君が恋しいんだ。
バラって何色のバラ?
雨が降って切ないのは、どうして?
僕は、君の命の中の登場人物になりたいんだ。
だから、君を、僕の命の中の登場人物にしないんだよ。
ごめんね。
いっぱいいっぱいワガママで。
僕は、剥き出しの理性で、君の瞳に映りたいと謳っているんだよ。
時計はもう動かないけど。
でも、きっと。
きっと、多分ね。
それでよかったんだよ。
だって、君がここにいるから。
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