課長は私の憧れ

結局気持ちは晴れないまま、美幸達の披露宴を迎えた

私は美幸の控え室を訪ねた

「わぁー美幸、綺麗!」

「ありがとう、愛空
愛空、気持ちは決まった?」

「うーん…正直まだ迷ってる」

「伝えないで後悔するよりも、伝えたのが良いと思うよ」

「うん。」

そこに、佐伯くんが入ってきた

「美幸、綺麗だよ。
本当に、俺と結婚してくれてありがとう」

「涼真…
こちらこそありがとう」

「倉持もありがとうな。
二次会の幹事引き受けてくれて」

「いいえ。
2人の役に立てて嬉しいよ
私は行くね」

私は控え室を出た

出たとこで課長が待っていた

『小中綺麗だったか?』

「はい、とっても」

美幸を綺麗だったか?と聞く課長に心の中でヤキモチを妬いた

挙式も終わり、披露宴も無事に終わり、次はいよいよ二次会だ

今日までたくさん打ち合わせをしてきた
2人の最高の思い出になって欲しいと願いを込めて課長と精一杯準備してきた
だからこそ、2人には楽しんで欲しい

『次は二次会だな』

「ですね。少し緊張してます。」

『大丈夫だ。今日までたくさん準備して来たんだから』

「はい。」

私と課長は、先に会場となるイタリアンレストランへと向かった

『こんにちはー』

「こんにちは」

「おぅ、上條!」

『今日はよろしくな』

「はいよ。」

昨日のうちに、会場内の飾り付けをしといたから、3人で最終打ち合わせをした
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