【完】1輪の花たちは
部屋に残された私たち。

ボスが帰ってくるまで、待つことになった。


「にしても、スノーって観察力あったんだねぇ♪」


ベリーがそう口にする。


「たしかにな。いつ身につけたんだ?」

「んー……なんとなく?みんなの真似をしてたら…かな?」

「だとしたらすごい上達だよね♪たった1年でさ♪」

「スノーすっげー!!!!!」

「そんな事ないよ……///でも、ベリー、ユリ、ありがとう♪」


自分でも思う。

この家は、他のファミリーも一緒に住んでいる。

それなりに広いはず。

私もまだ場所は把握しきれていない。

でも、会う人達からはお辞儀され

最近入ってきた新人さんには、私は年下なのに尊敬される。

それなりに実力はあるのかなって。


「ボス、早く帰ってこないかなー!!!!」

「ユリ、さっき行ったばっかりじゃん…気長に待とう…」

「あっはは!そうだねー!!アジサ!!!」


みんな、今かいまかとワクワクしながら待っていた。

ほんと、たのしみなんだな……
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