守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
「付き合ってる人はいないです」
「そ、そうなんですか!! あ、でも……」
一瞬で声が弾んだのが分かった。
でもすぐに自信を無くした様に下がっていく。
「山瀬さん?」
「好きな人とかは……?」
その言葉にある人が頭に浮かぶ。
大嫌いなのに忘れられない人。
忘れられない最悪な思い出をくれた人だ。
「……いません……好きな人なんか……」
あんな人、好きじゃない。
心ではそう思っているのに、思い出すと泣きたくなる衝動に駆られる。
「ミサキさ……」
「……着きましたね」
「え?」
「コンビニ」
俯いていた顔を勢いよく上げて無理やり笑顔を作った。
「そ、そうなんですか!! あ、でも……」
一瞬で声が弾んだのが分かった。
でもすぐに自信を無くした様に下がっていく。
「山瀬さん?」
「好きな人とかは……?」
その言葉にある人が頭に浮かぶ。
大嫌いなのに忘れられない人。
忘れられない最悪な思い出をくれた人だ。
「……いません……好きな人なんか……」
あんな人、好きじゃない。
心ではそう思っているのに、思い出すと泣きたくなる衝動に駆られる。
「ミサキさ……」
「……着きましたね」
「え?」
「コンビニ」
俯いていた顔を勢いよく上げて無理やり笑顔を作った。