守りたい、不器用な人。~貴方と始める最後の恋~
「ここって……」


来たのはこの前、山瀬さんが連れて来てくれた小さな丘だった。


「……山瀬さんの笑顔が見たくて……」

「え……」

「……ココに来たら……貴方が笑ってくれると思ったから」


上手く言えないけれど、山瀬さんには笑っていて欲しい。
冷たい瞳何て似合わない。
だから……。


「待ってくださいミサキさん! 俺笑ってますよ? 君といると自然に笑顔に……」

「……確かに笑っています。貴方の笑顔は柔らかくて……凄く大好きです」

「っ……」

「でも! ……今日、会社で見た貴方は……怖かった……」

「……」


躊躇いがちに言えば、山瀬さんは俯いてしまう。
驚きもせずに、ただ固まった様に動かない。
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