俺様社長の溺愛宣言

満里奈side

…目の前で、一馬と零士が消えた。

私は二人がいなくなった場所に駆け寄る。そして下を覗きこんだ。

…?!

「…ツー…」

「零士さん!」
「…満里奈…」

一馬の下敷きになってはいたが、ヘリポートのある屋上から、段差のある屋上がもうひとつあった為、二人は軽い打撲だけですんだ。

…この一件で、一馬はようやく私から離れることを選び、一ヶ月後、渡米した。

私はその後、零士と正式に結納を交わし、半年後に結婚式を迎えた。

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