いつか・・・きっと
はじまり
雲ひとつない晴れ渡る空の中、玄関のドアをあけて、ある場所へ向かおうとしていた。


「忘れ物はないか?」


優しげな声がリビングまで響き渡る。


「うん」


まだ幼さが残る子供の声が聞こえた。



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