【完】好きだという言葉の果てに
第16章「愛し恋しキミ」  side:采明

「攫います…」


その言葉通り、彼に口唇を奪われて、気付いたら車に乗せられていた。
頭の中が、彼でいっぱいになる。
胸がぎゅうっとして、泣き出しそうになる。


ねぇ、これが、本当の愛の形なんでしょうか?


そのまま、何も言わずに家へと戻って。
服を脱ぐのも焦れるくらい、何度もキスをした。



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